外反母趾にならないために!「勝負ヒール」の選び方

EPARKリラク&エステ

2016年3月1日 更新

外反母趾にならないために!「勝負ヒール」の選び方

外反母趾にならないために!「勝負ヒール」の選び方

脚がキレイに見えるハイヒールで女子力アップ!?

履くだけで美脚に見えるハイヒールは、女性にとっては特別な存在です。テレビや雑誌では、ハイヒールの女性たちがにこやかな顔でカッコよくポーズを決めています。ならば自分もと、靴を選ぶときはついついデザインを優先しがち。特に気合を入れる勝負靴ともなれば、華奢なピンヒールやつま先が細いポインテッドトゥなどの靴をチョイスしたくなります。そして、見た目のキレイさと引き換えに痛さや疲れをグッとガマンして、ファッションの仕上げはハイヒールでばっちりキメてお出かけ!しかし時間がたつと歩くこともままならなくなり、最後は泣きたい気分になる…そんな経験はありませんか?ローヒールやスニーカーの方がラクチンなのはよくわかっているけれど、ヒールの力を借りて女子力をアップさせたい時だってありますよね。

ハイヒールを履くと、全身が疲れてしまう

ハイヒールを履くときに気をつけてほしいのは、体に負担をかけてしまう場合があるということ。デザインを優先して幅の狭い靴やヒールの高い靴を選んで履くと、バランスが悪く体は不安定になります。そのため筋力が弱い女性は姿勢や歩き方を変えることでバランスをとろうとするのです。それに気づかずにガマンして履き続けていると、次第に足が変形して外反母趾を引き起こすといわれています。ひどい場合は骨盤が歪んでしまうことも。それでも美しさのためにハイヒールを履くのが、女子の性なのですが…。

ハイヒールを履くと足が前にすべり、全体重をつま先で支えて立つような姿勢になります。この時に足先が細い靴や甲が浅い靴だと、足にしっかりと力を入れて歩くことができません。たとえ靴がフィットしていたとしても、これだけの圧力をつま先で支えながら常にバランスをとり、歩いたり立ったりするので、足に加わるダメージは相当なものです。バランスが悪いので、階段の上り下りではふらついてしまいますし、道路の段差で足をとられることも。常に体に力が入って緊張している状態で猫背やペタペタ歩きになり、背中から腰に痛みが出てくることもあります。逆にいえば、日頃から体幹を鍛えている女性は全身のバランスが良く、自分の体を筋肉で支えることができるため、ハイヒールでもキレイに歩くことができるのです。
ハイヒールは外反母趾の原因といわれることが多いのですが、靴の選び方を変えたり歩き方に注意することで、痛みを減らすことも可能なのです。

ハイヒールでも足の負担を軽くすることはできる?

外反母趾を悪化させる大きな原因のひとつは、間違った靴選び。靴選びが間違っていると、スニーカーでも外反母趾になることがあるんです。靴はデザインだけではなく全体のバランスも見て選びましょう。ヒール靴を選ぶときのちょっとしたコツをいくつかご紹介します。

<自分の足形を知る>
足の形には大きく分けて3つのタイプがあります。人差し指が親指より長い「ギリシャ型」、親指が一番長い「エジプト型」、親指と人差し指の長さが同じぐらいの「スクエア型」です。日本人でいえば、圧倒的にエジプト型が多いそうです。この場合は親指が最も長いため、購入時にはぴったりサイズでも歩いているうちに短い指が前に滑りやすくなります。おすすめは丸みのあるラウンドトゥタイプの靴です。

<ヒールの位置>
ヒールで確認してほしいのは、高さや細さよりも位置。ヒールの根元がかかとの中心位置についていれば、たとえ10cmのヒールでも自分の体重をしっかりと支えてくれます。ピンヒールの場合は、先端部分の位置がかかとの中心にあるかどうかを見てみましょう。この位置が後ろ過ぎるとしっかりと体重を支えることができず、歩き方に影響を与えてしまいます。

<ヒールのリフト>
ヒールの先端をみると、ゴム材のようなものがついていませんか?リフトと呼ばれるこの部分は、歩いているうちに少しずつ削れていきます。特に体重がかかるピンヒールでは消耗が激しい部分。歩いている人のクセによって片減りしやすく、そのまま放置していると靴が斜めになってしまい、体のバランスを崩す原因となります。購入後はまめにメンテナンスをしましょう。

<ソールの厚さ>
地面の衝撃を和らげるためには、ウェッジソールを選ぶのもおすすめ。足先部分までソールがあるため、アスファルトの衝撃をソールが吸収してくれますし、たとえヒールが高いとしても、つま先とかかとの高低差はそれほどでもありません。ただしあまりに底が厚いと、歩く時に靴が曲がらなかったり重いために、パタパタ歩きやスリ足の原因になってしまいます。

アンケートの回答で最も多かった勝負ヒールの高さは7㎝前後。なかには15~18cmヒールというツワモノもいました。仮に靴のサイズが24cmだとすると、その半分以上の長さのヒールということになります。靴選びを見直したり中敷きなどで上手に調整し、足の痛みを解消すれば、街歩きがもっと楽しくなるはず。自分にフィットするシンデレラシューズを探して、オシャレを楽しみましょう!

◆執筆:橘あゆみ

足の疲れ・トラブルにおすすめのフットケアサロン

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