肩こり持ちは8割?病気ではない国民病

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2015年12月14日 更新

【肩こりレッスン1】 肩こりって病気なの?

【肩こりレッスン1】 肩こりって病気なの?

ニッポン“総肩こり時代”到来!?

2010年、「肩こりに関する意識」について、ピップ株式会社が10歳以上の男女1000名を対象に行ったインターネット調査によると、日本の全世代の8割以上が肩こりに悩んでおり、なんと10代でも7割以上が肩こりを実感していることが判明したといいます。ちなみに、肩こりの原因としては、長時間のPC作業(58.9%)、姿勢の悪さ(48.5%)に加え、「職場や学校でのストレス」と回答している人も多かったとか。

この調査結果を受けて、ピップでは“総肩こり時代到来”と謳っていますが、まさに肩こりは、いまやわが国の立派な国民病。しかし、肩こりの正体を正確に把握している人は、意外に少ないのではないでしょうか。
まず、肩こりの定義とは何か? 広辞苑によると、肩こりは「肩がこること」とあり、「こり」を引くと「筋肉が張ってかたくなること」とある。これをドッキングさせると、肩こり=「肩の筋肉が張ってかたくなる」という意味になる。まぁ、そういうことなのでしょうが、もう少し深堀りしてみましょう。

具体的に、肩こりはどんな症状が伴うのだろう?

その感じ方には個人差があるものの、一般的には首のつけ根から肩、背中にかけての筋肉がこわばったような状態を指します。「重しがのっているよう」「鉄板が入った感じ」「だるい」「ズキズキする」といった違和感や不快感が生じ、ひどくなると頭痛や吐き気を招くこともある肩こり。また、「パソコン作業やゲームをした後だけ肩がこる」「年に数回こる」など、その発症頻度もさまざまですが、慢性的な肩こりで悩んでいる人が多いというのが現実でしょう。一方、肩や背中がパンパンなのに本人に自覚はなく、他人に指摘されてはじめて肩のこわばりに気づくという人もいるようです。

「肩こり」は病名ではない

冒頭で国民病といいましたが、厳密にいうと肩こりは病名ではなく症状名。専門用語では『頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)』といいます。また、肩こりは個人の体型や生活習慣・ストレスなどが招くものと、内臓疾患などの病気によって二次的に起こるものという具合に大きく2つに分類することができ、後者は当然マッサージなどでは改善されないので、すみやかな受診が必要となります。

ちなみに、肩こりを感じるのは日本人だけで、「肩こりという英単語はない」「そもそも肩がこるという概念が外国人にはない」などという話をよく耳にします。一方、日本には、「母さんお肩をたたきましょう~♪」で始まる『肩たたき』(大正12年発表)という童謡があったり、母の日に『肩たたき券』をプレゼントする習慣があったりと、大人の凝った肩を叩くという行為は、古くから親子のコミュニケーションに一役買ってきたのかもしれません。

でも、やっぱりつらい肩こり。どうして、肩こりって起こるのだろう…? ということで、次回の【肩こりレッスン】では、肩こりの原因とメカニズムについてお伝えします。

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