2015年10月7日 更新
過半数が実感!? その不調、『秋バテ』かも。
秋なのに“夏バテ状態”が止まらない人、続出中!
抜けるような青空にカラリとした空気、木々も色づき始めて街はすっかり秋モード。
なのに、どこか心もカラダもシャキッとしない……。
実はこの時期、“秋バテ”を訴える人が多いというのです。
で、秋バテとは一体か? それは、9月下旬以降に見られる、だるさや肩こり、頭痛、食欲不振といった、夏バテと似たような不調を指します。ウーマンウェルネス研究会supported by Kaoが20~50代の女性390人を対象に、夏から秋の不調に関する意識調査を実施したところ、実に53.8%が秋に不調を感じており、そのうちの9割が夏の不調が回復せず秋になっても続いていることがわかったといいます。
そして夏バテは体力がなかったり胃腸の弱い人がなりやすいのに対し、秋バテは体力がある人も陥りやすいのが特徴。放っておくと、免疫力の低下や代謝の悪化から思わぬ病気を招く恐れもあるので、早めに手を打つことが肝心です。
これが秋バテの主な症状。
該当するものが3つ以上あったら秋バテの可能性大。今すぐ対策を!
どうして秋バテになるの? 改善法は?
夏の真っ盛りに、暑さのせいで体力や食欲がなくなり、疲れやだるさなどの不調が現れる『夏バテ』。それに対して秋に入ってから頭がボーッとしたり、肩こり、めまいなどの不調が現れる秋バテは、夏場の冷房や冷たい飲み物の取りすぎで自律神経のバランスが乱れ、カラダが冷えたり血の巡りが悪くなったりすることが主な原因とされています。
さらに追い打ちをかけるのが気候。秋は天候の変化がめまぐるしく、気圧の変動によって体調不良を感じる人も多いのです。
そんな秋バテの改善策としては、冷えを取り除いて血の巡りをよくしたり、心身をリラックスさせるのが効果的。胃腸を温めながら血液循環を促す“白湯”を飲んだり、ウォーキングなどの適度な運動をするほか、入浴法を工夫するだけでも不調のケアに。
ちなみに、秋バテにおすすめの入浴法は、38~40℃のぬるめのお湯にゆっくりと浸かること。血の巡りをよくしてカラダを芯から温めるほか、心身をリラックスさせて自律神経の乱れを調整してくれます。また、就寝前の入浴は睡眠導入にも一役かってくれるので、ぜひ取り入れてみてください。
秋バテに効果的なマッサージ
そうはいっても、なかなか生活習慣を変えられない…という人は、プロの手を借りるのも手です。「血行促進」「カラダを温める」「心身のリラックス」などの効果が一度に狙えるマッサージは、秋バテ改善にもってこい。カラダの巡りをよくして疲労回復を促すリンパマッサージや、香りによるリラックス効果が得られるアロマトリートメントのほか、“冷えとり”が期待できる鍼灸や岩盤浴も秋バテケアにおすすめです。
「忙しくてなかなかマッサージに行けない」。そんな方も多いと思いますが、疲労が抜けにくい秋こそ、お気に入りのサロンで1時間でも30分でも、日常を忘れてゆったりと心身を解放してあげることが大切。スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋……。イベントも目白押しのシーズンを存分に楽しむためにも、秋バテからいち早く卒業したいものですね。