2014年3月11日 更新
自然治癒力って何だろう
「リラクゼーションサロンに通うようになったら、風邪をひきにくくなった」などという話をときどき耳にします。これは、おそらく“自然治癒力”がアップしたから。自然治癒力とは、私たちが生まれながらにもっているケガや病気を治す力のことで、大きく「自己再生機能」と「自己防衛機能」に分けられます。
転んでひざをすりむいても、やがて自然にキズがふさがるのは自己再生機能のおかげ。日頃のマッサージやリラクゼーションなどで血の巡りがよくなっていれば、全身に栄養や酸素が運ばれやすくなるため、皮膚の修復も早く行われるというわけです。一方、「自己防衛機能」は、細菌やウィルスが体内に入ってきたときにそれと戦う機能。空気感染や皮膚感染などによる場合は単体で活動しますが、外傷をともなうときには、自己再生機能と両輪で改善に向かいます。
ところで、体温が上がると免疫力がアップするということをご存じですか? 平均体温が0.5度上がると、免疫力は約35%アップするといわれています。ボディトリートメントなどで血流がよくなればカラダ全体の体温が上昇。すると免疫力がアップして、自己防衛機能が高まるというわけです。
ストレスや運動不足などで血行不良に陥りやすいといわれる現代。「風邪をひきやすい」「キズが治りにくい」と感じている人は、自分に合ったトリートメントで自然治癒力の底上げを図ってみてはいかがでしょうか。