2014年10月15日 更新
その「ギックリ腰」、歪みが原因かも!?
「ギックラー」という種族がいるらしい。どうもギックリ腰を繰り返す人を指すようですが、その発症パターンはさまざま。「道端でくしゃみをしたらギックリきて、そのまま動けなくなってしまった」「居酒屋のトイレでギックリ勃発。友達にパンツを履かせてもらった」「犬にリードをつけようとして、かかんだ瞬間にキタ!」など、ギックラーの数だけギックリ・エピソードがあり、オトナが10人ぐらいで飲んでいると、たいてい1人や2人はギックリ経験者がいるもの。正確なデータは分かりませんが、体感としてギックラー人口は意外に多いと踏んでいます。
そんなギックリ腰の正式名称は、「急性腰痛症」。欧米では「魔女の一撃」などといわれます。まさに、ふいうちを食らったように腰に急激な症状が出ますが、ギックリ腰をよく起こす人は、カラダの歪みなどによってふだんから腰のバランスが悪くなっており、重い物を持ち上げようとしたときなど、何かの拍子に腰が“捻挫”状態になって痛みを発症するケースが多いようです。なので、アクシデントというよりも、起こるべくして起きたといってもよいのかもしれません。
ギックリ腰を起こしたとき、とくに初めての人は慌てて救急車やタクシーで病院に行こうとしますが、まずは安静にすることが肝心。そして痛みが引いたら、硬くなった筋肉をもみほぐすなど腰のケアをすると同時に、姿勢や生活習慣を見直してギックリ腰の「予防」に目を向けたいもの。いつギックリが来るかヒヤヒヤしながら暮らすよりも、ギックリしないカラダを作る方がいいですもんね。
ギックリ腰予防の第一歩は、自分の「カラダ」を知ることです。整体や矯正、カイロプラクティックなどのサロンでは、たいていひとりひとりの歪みをチェックしたあと、施術によってバランスを調整し、さらにカラダを歪ませないためのアドバイスなどをしてくれます。カラダに染みついた“クセ”を直すのは簡単ではないかもしれませんが、長い目で見れば、プロのサポートを受けながら正しくボディメンテナンスをすることが「ギックラーからの脱出」の近道だといえるでしょう。
以下、ギックリ腰の体験談や各種資料をもとに、「ギックリ腰になりやすい動作」と「ギックリ腰になりやすい人」をまとめてみました。
◆ギックリ腰になりやすい動作◆
- ・荷物や子供を持ち上げようとして
- ・くしゃみや咳をした瞬間
- ・朝、布団から出ようとして
- ・椅子に座った状態から立ち上がろうとして
- ・シャンプーや洗顔で前かがみになったとき
◆ギックリ腰になりやすい人◆
- ・デスクワークが多い
- ・重い荷物を持ち上げる機会が多い
- ・加齢や運動不足で筋力が低下している
- ・足を組んだり横座りをする傾向がある
- ・猫背など姿勢が悪い
ちなみに、くしゃみや咳は、肋骨を骨折する人もいるくらいカラダに負担がかかるとか。くしゃみが出そうになったら、かがまずに姿勢をまっすぐにするというのも、ギックリ腰の予防につながるようです。また、急激な腰痛は尿管結石などの内臓疾患でも起きることがあるので、おかしいなと感じたときは医師の指示を仰ぐようにしてください。最後にどうでもいい発見ですが、「ギックラー」ってギャラクシーと似てますよね。 <おわり>
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