2016年6月20日 更新
街ごと癒し空間!三丁目の夕日な世界で本格アロマ
■各駅停車の街が熱い!
呑兵衛も板についてくると、誰もが知っている繁華街よりも、各駅停車の駅から少し歩いた「え、こんなところに?」なお店で、「何、この旨さ!」という逸品に出合ったときに、たまらないエクスタシーを感じるものである。それと一緒にしていいか分からないが、この醍醐味はエステにも通じることをこのたび私は発見した。
見よ、この光景を!三丁目の夕日な世界がリアルに息づく豊島区・東長崎駅前。
この先にエステサロンがあるなんて、一体誰が思うだろうか?
ところが、あるんですよ。こんな可愛らしいサロンが。
そして扉を開けると、素敵な女性がお出迎え!
はい、大手化粧品メーカーで美容部員をしていたというセラピストの市原静子さんです。
■フェ、フェイシャル45分1,500円って!
本日やってきたのは2014年、東長崎駅近くにオープンした「furari(フラリ)」さん。何といっても驚きは、初回フェイシャル45分1,500円(2回目以降でも3,000円)という良心的すぎる料金設定で、「えっ、一桁違わない?」と不安になるほどだが、訪れてみると施術もサービスも超本格的なのだ。
「エステって料金的にも雰囲気的にも、まだまだハードル高いですよね。もみほぐしもフットもエステも、実は女性にとって目的は大きく変わらないと思うんです。だったらこれらをまとめて、リーズナブルに利用できるサロンがあればいいなぁと思って、furari(フラリ)を作ったんです」と市原さん。
「こりや疲れを取りたい」「キレイも手に入れたい」「できるだけお金をかけずに」。
確かに、女子のニーズは明快だ。それを丸ごと受け止め、理想的な形で具現化したのがfurari(フラリ)さんであり、ふらりと気軽に通えるこの料金を下支えしているのが東長崎という立地なのである。
友人宅を訪れたような居心地のよさが魅力のプライベートサロン。
■そして私は脱力の極みを知った
本日、私が受けたのは『首コリ・肩コリコース 40分』。首・肩といっても、実際にはベッドに寝て腰や背中、デコルテまでのアロマトリートメントが受けられる贅沢な内容で、市原さんの安定したストロークによって、枯渇寸前の体がみるみる息を吹き返していくのを実感。
「背中の冷えには温湿布がおすすめですよ。直貼りタイプ、選んでくださいね」「筋トレと一緒で、トリートメントも該当部分を意識した方が効果的ですよ」など、施術中のトークも面白くてためになり、終わる頃には変な力が抜けて、身も心もいい感じにゆるんでしまった私なのである。
そのゆるみが確信に変わったのは翌日のことであった。
実家へ向かう湘南新宿ラインの中で、数年ぶりに隣の人にぶつかるほどの寝落ち、そしてまさかの乗り過ごし。人様には迷惑をかけたが、自分的には脱力を極めた達成感でいっぱいで、肌も妙にピチピチしてるんである。
いや~、おそるべしfurari(フラリ)さん、そして東長崎パワー。やっぱ好きやわ、各駅停車の街。
街おこしの一環で、入口には近隣のアーティストやお店の紹介コーナーが。
西武池袋線で池袋から4分。東長崎駅の改札を抜けると手塚治虫先生の名作、『ジャングル大帝』のレオとライヤが迎えてくれる。漫画の聖地・トキワ荘の跡地も近い。
南口の長崎銀座を150mほど直進すると、右手にfurari(フラリ)さんの看板が見える。