2016年4月6日 更新
知られているようで知られていない「腸活」の意外なイメージとは?
知られているようで知られていない「腸活」のイメージ
近頃、「腸活」というキーワードを耳にしたことはありませんか? テレビや雑誌でも取り上げられている腸活ですが、どのくらい世の中で浸透している言葉なのでしょうか。
今回、25~55歳の女性320人に、「腸活という言葉を知っていますか?」と尋ねたところ、約30%の方が「腸活」という言葉を知っているということがわかりました。
【「腸活」という言葉を知っていますか?】
知っている 31.9%
知らない 68.1%
ではこの「腸活」について、皆さんは具体的にはどのようなイメージを抱いているのでしょうか?「腸活」を知っていると答えた方に具体的に質問してみました。
・お通じをよくするために運動をしたりサプリを飲む(45歳/女性/主婦/岐阜県)
・排泄などの大切な役割をもつ腸に、良いことをすること(46歳/ 女性 /その他 大分県)
・プチ断食すること(26歳/女性/主婦/埼玉県)
・腸を活動させるために、マッサージをする?(47歳/女性/その他/兵庫県)
・腸に良いといわれていることをする(43歳/女性/主婦/福岡県)
・腸に良い食べ物を食べる(33歳/女性/主婦/長野県)
腸活という言葉自体は知っているものの、具体的な方法までを知っている人は、ほとんどいないという結果となりました。知られているようで知られていない「腸活」ですが、そもそも体の中で腸はどのような役割を果たしているのでしょうか?
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど重要
美容を気にする女子を中心に浸透しつつある「腸活」は、読んで字のごとく腸の環境を整えて体を健康に維持することを指します。「近頃、何となく体調がよくない」「疲れやすい」「肌荒れが気になる」「便秘がち」「太りやすい」…。そんな悩みのある方は、腸に原因があるかもしれません。
腸の働きが弱くなると血液がドロドロになり、老廃物が溜まります。不要な老廃物や毒素が長時間にわたって体内に残ってしまうと悪玉菌が増殖し、肌荒れや便秘、免疫力の低下にもつながります。また、代謝機能も低下するため、太りやすい体質になり、さらには口臭や体臭まで酷くなるという恐ろしい事態に。美と健康を保つためには、腸内環境をキレイにすることが不可欠というわけです。
また腸には約1億個の神経細胞が存在しています。これは、約150億個といわれている脳の神経細胞の次に多いのです。最近になって腸が今まで考えられていた以上に重要な組織であることがわかり、テレビや雑誌で取り上げられるようになりました。腸が「第二の脳」といわれるのも納得ですね。
腸内美人はハッピー度が高い!?
幸せを感じる時に分泌される「セロトニン」はハッピーホルモンとも呼ばれています。なんと、セロトニンの90%は腸内で作られているそうです。腸内環境が悪いと、このセロトニンが分泌されにくいのだとか。つまり、腸内不美人は幸福感を得にくく、腸内美人は幸福感や癒しを感じやすいということもいえそうです。
毎日の腸活で「汚腸」とサヨナラ!
さて、では腸活にはいったいどんな方法があるのでしょうか。テレビや雑誌でもいろいろな方法が紹介されていますが、簡単にまとめてみました。
■朝起きたらコップ1杯の水を飲む
朝1杯の水を一気に飲むことで腸を刺激し、排便を促します。白湯もおすすめです。便秘がちな人は、水分を1日に1.5?2?ぐらいは摂りたいもの。小まめに水分を補給しましょう。
■腸内を整える食べ物を摂る
ヨーグルト、納豆、味噌などの発酵食品、納豆、オクラ、山芋、大根など水溶性食物繊維を含む食品やゴボウ、豆類などを毎日の食事で取るようにしましょう。また、オリーブオイルは腸の働きを活発にするので、1日に大さじ2杯ストレートで飲むのも便秘改善に良いそうです。
■腸もみマッサージ
適度な強さでおへそのまわりを軽く押しながら、優しくマッサージすることで腸内に溜まった老廃物の排出を促します。また、仰向けになってお腹の上に手を置き、5秒かけて息を吸い、お腹を手で押しながら10秒かけて吐く。これだけでも腸が活発に動くようになります。
■規則正しい生活を送る
不規則な生活は悪玉菌を増やします。規則正しい生活と、充分な睡眠、適度な運動を心がけるようにしましょう。
■腸を温める
お風呂に20分ぐらいゆっくり浸かることで腸が温まり、腸が活発に活動するようになります。
意外と手軽にできるものばかり。皆さんも正しい「腸活」で、腸内美人を目指しましょう。最近では「腸もみ」メニューのあるエステやリラクゼーションサロンもあるので、プロの力を借りてキレイになるのもおすすめです。